源右衛門窯は、有田焼の三大窯のひとつであり、有田焼を代表とする窯元の一つ

源右衛門窯 源右衛門窯(gen-emon)

源右衛門窯(gen-emon-gama)

名称:源右衛門窯(genemongama) Genemongama Aritakamamoto
国、産地:日本 佐賀県 有田町
何の会社:有田焼の窯元
創業年:1753 年に開設(創業より260 年以上)
現在:「有」2024年現在

260年余の伝統技術を継承した和洋磁器製の家庭用食器、業務用食器、ならびに磁器製工芸品、インテリア用品の製造販売を行っている。

源右衛門窯とは

源右衛門窯とは、有田焼を代表する窯元のひとつです。

古伊万里様式に独自の現代的アレンジを施した作風で知られ、洗練された文様が幅広い層に人気です。

260年以上の歴史を持ち、古伊万里の伝統を伝えてきました。

日常食器からインテリア・工芸品まで幅広い分野の新作を開発するとともに、近年では洞爺湖サミットで各国首脳に贈られたことで話題となった、軸に有田焼を配した万年筆や、胴体を有田焼で装飾した万華鏡など、有田焼の全く新しい魅力を生み出しています。

ハンガリーの名窯ヘレンドとのコラボレーションや様々なアーティストさんとのコラボ商品も多数あります。

有田焼の3様式

有田焼には、大きく分けて3つの様式があります。

柿右衛門」様式は、乳白色の「濁手」釉と赤絵の美しい華麗な磁器で、輸出初期の花形として海外で高く評価されました。

鍋島」様式は、鍋島藩の御用窯で焼かれた精緻で格調高い磁器で、幕府や諸大名、朝廷に献上されました。

古伊万里」様式は、柿右衛門・鍋島系を除く幕末以前の有田焼すべてを含んでいます。
旺盛な時代感覚とバイタリティが赴くままの多様な絵付けが特長で、江戸期有田陶工の創造性が息づき、時代とともに美しく変貌する「古伊万里」ならではの魅力的な表情を秘めています。

21世紀を迎えた現在、源右衛門窯では、本物の「古伊万里」を創った江戸陶工の精神の高みと手技、そして六代・源右衛門の遺志をしっかりと受け継ぎ、時代と暮らしを直視した磁器の機能美を追求しています。

専門陶工の手仕事により作陶

源右衛門窯では、ろくろ、下絵付け、本窯、上絵付けから上絵窯に至る全ての工程において、熟達した各分野の専門陶工の手仕事により作陶されています。

薪を使って焼き上げる

源右衛門窯の立地

源右衛門窯は、有田町の山あいにあります。

元来、窯は山の斜面に作られた登り窯が多く、燃料の薪を調達しやすい森林の近くに作られたのです。

現在では登り窯は使用されていませんが、薪を使って焼き上げる方式は変わっていません。

温度計は装備されていますが、基本は窯焚き師が二人一組となり、目視と経験と勘で窯に入れる薪や酸素の量を調整していくのです。本窯は火入れから焚き終わりまで二日間かかります。

高くそびえ、煙を吐き出す煙突は源右衛門窯のシンボルです。

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