フッチェンロイターはドイツの陶磁器メーカーです。ライオンマークが特徴。

HUTSCHEREUTHER 海外ブランド、産地

フッチェンロイター(Hutschenreuther)とは

名称:フッチェンロイター(Hutschenreuther)
国、産地:ドイツのバイエルン地方
何の会社:ドイツの陶磁器メーカー
創業年:1814年
現在:「有」2023年現在 現在は「サンボネ(Sambonet)」

フッチェンロイターについて

フッチェンロイター(Hutschenreuther)は、ドイツの陶磁器メーカー。

1814年、ドイツのバイエルン地方でカルル・マグヌス・フッチェンロイターによって設立される。

最初は絵付工房として創業したが、近くで白磁の原料となるカオリンが発見され、磁器の工房も設立することとなる。

しかしすでに、バイエルンにはニュルンベルク王立窯が創業されており、政府は王立窯のライバルとなり得る民間企業の存在を認めようとはしなかった。

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ドイツ初の「民間の工房」として認可される

しかし、その後

「いかなるものよりも優れた商品を作ること」を条件に、王からバイエルン州の象徴であるライオンのマークを授かり、1822年にようやく正式にドイツ初の「民間の工房」として認可される。

ライオンは今もフッチェンロイターを象徴するロゴマークとして使用されている。

マイセンからブルーオニオンを引き継ぐ

フッチェンロイター創設には、マイセンから多くの職人が流入したと言います。

その背景には当時の政治情勢がありました。1756年、ザクセンとプロイセンが戦った「七年戦争」において、マイセン窯の育ての親であるアウグスト3世が、フリードリヒ2世に負けたことにより、マイセンの優秀な陶工たちはベルリンに連れ去られました。

しかし、中にはバイエルンにとどまった陶工もおり、彼らがマイセンの技術と精神を引き継ぎ、後にフッチェンロイターの大切な担い手となったのです。

その証に、フッチェンロイターには、ブルーオニオンやミラベルなど、マイセンの古典にならったシリーズがあります。

フッチェンロイターは、ブルーオニオン柄を最初に発表したマイセンから、1926年に正式にそのパターンを譲り受けました。

代表作


ブルーオニオン(Blue Onion)
エステール(Estelle)
バロネスホワイト(Baronesse White)
メドレー(Medley)
アマリエンブルク
パピヨン
サマードリーム(SUMMERDREAM)

フッチェンロイターはローゼンタールの傘下に

ローゼンタールとは

1879年、フィリップ・ローゼンタールがドイツ南部バイエルン州のエアカースロイト城に食器の絵付け工房を開いたのが始まりです。

1891年には良質の陶土を求め、ドイツ磁器生産の中心地ゼルプに工場を設立し、瞬く間にヨーロッパを代表するメーカーになりました。

2000年にフッチェンロイターはローゼンタール社に加わりました。

ローゼンタールが展開するブランド


・ モダンライフスタイルを発信する「スタジオライン/studio-line」
・ イタリアのラグジュアリーブランドとのコラボレーション「ヴェルサーチ/Versace」
・ 洗練されたトラディショナル「フッチェンロイター/Hutschenreuther」
・ カジュアルライン「トーマス/Thomas」「アルツベルグ/Arzberg」

合併、買収 情報

1814年 ドイツのバイエルン地方で「フッチェンロイター」設立
1879年 ドイツ南部バイエルン州のエアカースロイト城で「ローゼンタール」設立
2000年 フッチェンロイターはローゼンタールグループの傘下に加わる。
2009年 ローゼンタール経営破綻
2009年 ローゼンタールを「サンボネ」が買収
     (サンボネはイタリアのテーブルウェアメーカー)

エステール ティーカップ&ソーサー
参考価格:税込6,600円

エステール ピクルスディッシュ
参考価格:税込8,250円

エステール プラターオーバル32cm
参考価格:税込17,600円

サマードリーム カップ&ソーサー
1客 参考価格:5,500円

ブルーオニオン プレート

ライトエステール プレート

メドレー サマードリーム  ボウル
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